私たちについて
佐賀県との出会い
飯盛義徳研究会は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで活動している研究会です。
主に地域活性化を中心に研究しており、各地での実践を通じて、地域における効果的なプラットフォーム設計の実践知の創造に挑んでいます。
研究会と佐賀県とのつながりは、佐賀県の基山町にて3泊4日の夏合宿を行った、2015年9月から始まりました。 佐賀県基山町のまちでフィールドワークと住民へのインタビューを行い、最終日には住民に向けてまちづくりのアイデアを提案しました。
そして2017年2月には同じ佐賀県の唐津市との連携も開始しました。唐津市の屋形石地区を中心にフィールドワークや農業・漁業体験をして、最終日にまちづくりの提案を行いました。
基山町プロジェクト
飯盛研究会がはじめて基山町を訪れたのは、2015年9月。3泊4日に渡るフィールドワークと住民へのインタビューを通じて、学生から4つのまちづくりアイデアが出されました。そのアイデアのなかから、多世代交流の場をつくり、住民同士の交流をひろげる「コミュニティカフェ」をつくる提案を実現させるために、飯盛研究会と基山町の連携がスタートしました。
特に、まちづくり活動を行っている基山町の高齢者団体「SGK(Senior makes Great Kiyama)」と共にコミュニティカフェ開設を目指して、学生が定期的に佐賀県に出向き、構想を一緒に考えました。2016年3月には、コミュニティスペースで子どもと高齢者がふれあい、一緒に楽しめるような「昔あそび教室」を開催し、その場がのちにカフェになりました。
2017年4月に、けやき台駅前に「きやの里」がオープンし、コーヒーや紅茶を提供するカフェとして活用されながらも、クラフト教室やパソコン教室、鯉のぼりイベントなど、住民が主体となったイベントが次々と生まれています。また、子どもが放課後に集まって遊んだり、宿題を見てもらうような場としても使われています。
唐津プロジェクト
2017年3月、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生18名が唐津を訪れました。テーマは「唐津の観光を考える」。
合宿では、唐津市屋形石地区で早朝のイカ漁業体験やいちご狩りなどの農業体験を通じて、唐津の魅力にどっぷりつかった3日間を過ごしました。合宿最終日に住民を招いて観光活性化提案の発表会を開き、そこで出たアイデアをもとに唐津プロジェクトが始まりました。
まずは住民の生の声を聞くために、意見交換会を開催し、まちの課題をいくつも発見しました。2017年8月にはワークショップを学生が主催し、まちの課題を解決するための具体的アイデアを住民と学生が一緒になって考えました。
観光客が激減してしまった七ツ釜。もっとこの町に賑わいを、そして人を呼びこみたいと住民の方は考えています。
七ツ釜に誇りを取りもどす────。大きなこの目標に向かって、唐津元気プロジェクトは動き出しました。
屋形石地区の伝統ある夏祭りに参加するなど、学生と住民の距離がとても近く、頻繁に住民とオンラインで会議をしながら、プロジェクトを進めています。
今後の唐津プロジェクト
2017年1月に七ツ釜でイベントを開催する予定です。イベント開催に向けて、住民と学生は準備に励んでいます。
メンバー紹介
中西 宏樹
浅上 あゆみ
村山 郁仁
笠井 瑞樹
増山 沙樹
川端 菜奈子
久保 文音
小手川 玲奈
芝 三奈
中島 彗芽
野田 涼平
ロゴについて
唐津プロジェクトは「七ツ釜を誇れる場所に」することを目標としています。その願いをこめて、皆が一丸となれる七ツ釜を強くイメージできるようなロゴにしました。
ロゴのイメージ
「七ツ釜」にちなんで、七つの釜を三角形で幾何学的に表現しました。
虹色という色にもこだわりがあります。”七”色の虹色は、「誇り」という橋をかけたい、という願いが込められております。また、プロジェクトに関わる多様なメンバーにもそれぞれにも色があり、それらが交わってまちづくりをしていることを表現しています。
また、青色は七ツ釜の海と、爽やかな風のイメージを彷彿とさせるデザインにしています。