七ツ釜について

七ツ釜とは?

 佐賀県唐津市湊町北西部にあります。屋形石と呼ばれる地区にあり、「屋形石の七ツ釜」として、国の天然記念物に指定されています。

 玄武岩が玄界灘に侵食されて、柱のようになっています。断崖が深く抉られて、七つの洞窟をなした光景は圧巻です。

 季節によっては観光船で洞窟の中に入ることもできます。七ツ釜の上では、芝生の上でくつろいだり、展望台から海を眺めたりすることができます。

どんな地域?

 七ツ釜の周辺地域を訪れて、私たちが実際に感じた魅力を紹介します。

ひと

 とにかく明るく、優しい方が多い印象を受けました。参加させていただいた屋形石祗園祭にも、温かく受け入れていただきました。また、家族の仲がとても良さそうで、魅力的だと感じました。

もの

 七ツ釜の景観は、地域にとって大きな観光資源です。海に面している地域ならではの資源として、美味しい海の幸も外せません。特にイカは、プリプリとしていて甘みがあることで広く知られています。

こと

 地区の大きなイベントは、2年に一度の屋形石祇園祭です。言い伝えに出てくる人物や生き物を模した人形の乗った山車を町中の人で曳いて回ります。参加させていただいた際、その熱狂と一体感に圧倒されました。

これまで

 地元の方々にとって、七ツ釜は「誇れる場所」。ただ、今は十分に整備されていないことや、訪れる人が減少していることから、寂しく思っている方も少なくはないようです。

 そこで、地元の方々は青年団を中心に会議を重ね、七ツ釜や屋形石を盛り上げようと活動を進めてこられました。

 飯盛研究会では、2017年2月に行われた唐津元気フィールドワークを皮切りに佐賀プロジェクト(唐津元気プロジェクト)が結成され、4月から地元の方々と密接に関わりながら活動を行なってきました。

これから

 2017年7月、地域の方々との意見報告会を行いました。そこで出された意見をもとに、これからの活動における大テーマを決定しました。「七ツ釜を誇れる場所に」というものです。

 このテーマを参考にして、8月には地域の方々と実際に行うイベントを考えるワークショップを行いました。現在、そのイベントに向けて準備を進めているところです。

 七ツ釜を「誇れる場所に」できるように、これからも佐賀プロジェクトは地域の方々とともに活動を続けていきます。